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元殺し屋助け合いの会 (失業殺手互助會)

Rio
CCC創作集
2023年アングレーム国際漫画祭台湾館推薦漫画入選リスト
食い扶持にあぶれた4人の殺し屋が共に新たな人生を見つけ出す。
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あらすじ

失業した殺し屋もまた互助会が必要である。女殺し屋は殺しの現場で旦那の浮気現場に居合わせ、怒りに任せその浮気相手を射殺、解雇される。正義感の強い弁護士は、私刑に走るうち、血に溺れていく。 また一人、人を殺めたことのない詐欺師もいる。彼らは自らを奮い立たせ、助け合いながら、新メンバーであるロックを仲間に迎え入れる。 ロックは狙撃任務中に失明、殺し屋としての資格を失う。ロックは自らが殺し屋になるまでの過去について語り始めると、彼は自分の過去、かつて旧友を殺害し、いまなお逃亡を続ける、彼自身を失明へと追いやった張本人と向き合わなければならなくなることを悟る。

登場人物

  • ロック 失明したスナイパー

    ロック 失明したスナイパー

    仕事で視力を失った彼は、殺し屋としてのしごとを失い、 失業殺し屋互助会に紹介される。そこから、自らを失明に追いやり旧友を殺害した元凶を追うことになる。

  • メッツ 夫婦の危機を迎えた殺し屋

    メッツ 夫婦の危機を迎えた殺し屋

    かつては慎重な殺し屋だったが、夫の浮気を偶然発見し、怒りにまかせて浮気相手を殺害、クビになる。夫はいまなお帰宅していない。

  • コール 血に飢えた弁護士

    コール 血に飢えた弁護士

    失業殺し屋互助会の創設者。会員の面倒をよく見る柔和な男。 元弁護士で、同僚が悪人をみすみす逃がすことに耐えられず、自ら殺し屋になることを決意、悪を処分する中で殺人そのものに溺れ、自分で抜け出すことができなくなり、互助会を創設する。

  • ジョルディ  マザコンの詐欺師

    ジョルディ  マザコンの詐欺師

    求職者の身分を偽り、殺し屋を偽り仕事を受けるもその場で見破られる。いまだかつて殺しの経験はない。また母親のプレッシャーから逃れられない。

作者

Rio

Rio、カウボーイとブラック・コメディを好む。ポジティブなものにアレルギー意識を持ち、60年代に生きることを夢想する。
© 失業殺手互助會/里約 (R1O/rio)/CCC創作集