猫神様の起源を探るため、猫剣客の布布と中国の『山海経』絵師・衝羽蘭は、他の猫神様を探す旅に出る。 江戸時代にたどり着いた二人は、偶然にも浮世絵師の葛飾北斎と出会い、十二尾の猫又による絵画窃盗事件に巻き込まれる。
猫又は花街に身を潜め、妖艶な花魁に身をやつす。彼女の素顔を見た武士は、惨死か失踪しているという。高度な剣術をもつ不死身の猫又、猫剣士布布は、名画「神奈川沖浪裏」をいかに回収し、葛飾北斎の命を救うのか?
大剣を背負い、編笠をかぶった猫神。猫と人型の両態を持つ。かつては少女に飼われており、布布(ぶぶ)と命名される
中国清朝の絵師。道士の家に生まれ、絵筆で『山海経』の妖怪を写し取ることを受け継
江戸時代花街最高クラスの花魁。その素顔はその背に12の刀をさした猫又