『スーパー・スーパーマーケット(Super Supermarket)』は、パンデミック下で展開した狂騒曲をモチーフとする。この世界では、誰もが自由に家を出歩くことができず、街を歩くだけで逮捕され、ドアを越えて部屋に届くすべてが、恐怖と不安を引き起こす。家から出ずに育つ新世代の子供たちは外の世界や基本的な礼儀を身につける機会も場所も存在せず、ズボンを履く意味さえ理解できない。
ある日、主人公は姪に読み聞かせた絵本の中に、子どもに教えることが出来ない公園やスーパーに関する描写があることに気がつく。カスタマーサービスにヒステリックな苦情を言いつけると、2枚の「スーパースーパーマーケット体験券」を贈るとの回答を得る。スーパースーパーマーケットとは、閉塞感を和らげるために生まれたエリート向けの店内実物購入スーパーである。突然舞い込んできたこの幸運に長年抑え込まれてきた購買意欲が爆発、彼女は欲望の渦に飲み込まれ、最後は災難に見舞われる。
グラフィックノベリストのPam Pamは、ブラックユーモアのスタイルで人々に不安を抱かせる作風で知られる。彼女は感染症対策がもたらす心理的影響に鋭い視線を向け、身震いするような鋭いコメントによりロックダウン中に人々が取った狂った行動を嘲笑しつつ描き出す。
性格は粗暴、忍耐力がない。彼氏と姪っ子と同居、姪の教育に興味なし。
温和、面倒くさがり。大勢に順応的、観察眼なし。
家から外に出たことがない子供。