やるせなく淡々と棋士として生活を営んできた洪彥は、心筋梗塞により急死す。霊になった彼の前に、口が悪い天使・瑟夏が現れる。瑟夏は彼を昇天させるよう派遣されたはずだったが、寿命を全うしたはずの洪彥を昇天させることが出来ない。
どうすることもできなくなった二人は、天使長にその原因を尋ねると、天使長は洪彥が何年も前に誓った特別な約束を果たしておらず、洪彥が当時約束した相手を見つけ、約束を果たさなければ天国に行くことは出来ないと諭す。その約束の相手とは、中学時代の囲碁部の先輩、栩栩だった
洪彥の魂に引導を渡すため派遣された天使。天使であるにもかかわらず、忍耐力はゼロで口も悪い。人間に対して偏見も持つ。最大の願いは退職すること。
主人公。40代の棋士。性格は好戦的で衝動的。ある日、心筋梗塞で急逝するも、昇天を阻まれる。天国へ行くため、天使の瑟夏と共に、中学時代の特別な約束を全うする必要に迫られる。
ヒロイン。主人公洪彥が中学時代の囲碁部で知り合った先輩。淡々として人に距離感を感じさせやすい。洪彥との初対局では、すでに有名だった洪彥を完敗に追い込み、彼と秘密の約束を結ぶ。