彼女にも「あいつら」が見える。なんだ、僕は一人じゃなかった…
男子高生の秋冬はパツンと切った前髪が可愛いが、性格はクール。失った最愛の思い出の最後の印を残しておけば、また出会えるかもしれないと期待している。秋冬は「あいつら」を見ることができる。それは、道に迷っている幽霊が言う幽霊バスのことだ。
同じクラスになった晶晶とは性格は真逆だが二人とも神秘的で不思議な体質と能力を持っている。それは誰にも分かってもらえない寂しさを抱えた秋冬の心を少しずつ温めて始めた。
自分が死んでいるのを忘れてしまったおじさん、見知らぬ人の家の台所に流れ着いた犬、美術教室を徘徊している女性、母親と離れ離れになってしまった涙の男の子、正反対の性格のため互いの本当の気持ちを伝えあえなかった幼馴染…。霊たちは様々な状況に遭遇した後、秋冬と晶晶は徐々に互いを理解し、信頼するようになった。心を開いた二人は徐々に距離を縮め…
幽霊の話なのに、温かく涙を誘う物語。 注目の新世代、タイヤル族の漫画家、Rimui(韋蘺若明)が神秘的な霊をテーマに高校を舞台に描いた。テンポのよいストーリー、個性の魅力的なキャラクター、流暢なタッチで魅了させる漫画作品。
金漫賞の受賞漫画家、阮光民は「これはホラーではなく、幽霊と人との間にある温かさを描いた漫画である」とコメントしている。
16歳。フレッシュな高校一年生。おうし座。幽霊を見ることができるのに死んだ母親には会えたことがない。幽霊の世界の有名人。
16歳。秋冬のクラスメイト。みずがめ座。神経質なところがあり、臆病でコンプレックスを持っている。自身の霊感体質に困っている。
幽霊界のイケメンおじさん。記憶を失い迷子になった幽霊。ある出来事がきっかけで秋冬に纏わりついている。秋冬や晶晶と触れ合う中、徐々に過去の記憶を取り戻していく。