「秘密を隠し切れさえすればいいと思っていた。 だが、秘密は力を得て、我々を叩きのめした。」
『秘密耳語』シリーズ漫画は、2019年金馬賞最優秀動画短片『金魚』の王登鈺監督と制作チーム煙突妖精による最新の力作アニメ。奇想天外さ、純真、友情、SF、バトル、冒険といった要素が融合している。主人公は「秘密」という名前を持つ小学校三年生の男の子で、名のように「秘密」は普通の男の子ではなく、重要な任務を担ったロボットだった。敵対国の怪獣の侵略から国家を守るための超・秘密兵器なのだ。作戦を実行していない時は、普通の小学校に身を隠している。
「秘密」は他の人と違うため変わった奴だと見られ、国家を守るため、学校を欠席して怪獣と決闘しているので、授業についていくのが難しいから、自分は馬鹿で役立たずだと思っている。同級生からいじめられ、先生からは嫌われて…でも「秘密」はそれが普通のことだと思っていた。ある日、自分と同じように普通じゃない子供が転校してきた。やっと自分と同類と出会えたと喜び、唯一の友達ができたと思った。だがしかし…
主人公のロボットの視点から描いた物語。一人の男の子が無の状態から自我が芽生えてくる過程を描いた。「ロボットは必ず怪獣を打ち倒す」という熱血奇想天外なSF物語を背景に、成長過程における苦い想いや気恥ずかしさを細やかに織り込んだ。子供たちの間にある立場の違いや心境の変化を追いかけると同時に、幼少期に現実の残酷さや、幻想的な救いに向き合う小学生の学校物語は、社会全体ひいては全世界の縮図なのだ。
小学校三年生の男の子。同級生に変わり者だと思われ、自分自身、頭が悪いと感じている。本当は国のために敵国の怪獣が侵略してくるのを守るスーパーロボット。
秘密の製造者。ぼろぼろのバイク屋でひっそり過ごす天才科学者。
転校生。同じく変わり者だと思われている。秘密にとって最初の友達。実は同じように秘密を抱えている。
敵国から侵略してくる武器。