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しばらくこのままで (暫時先這樣)

陳沛珛
Dala Publishing Company
仏アングレーム国際漫画祭新人賞に二度入選 陳沛珛初のグラフィックノベル
フランス語版の版権を販売
2020台湾ゴールデンコミック賞(金漫獎)漫画賞受賞
文化内容策進院2020 Books From Taiwan x TAICCA推薦作品
台北の都市に生きる女性の言葉によって紡がれた、平凡ながらも深い日常を描いた9つのストーリー
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あらすじ

台北の都市で懸命に生きるOL、一人で料理を楽しむ独身女性、夜の街中で猫にエサをやる人、10歳以上も離れた1日だけのカップル──。台北という都市の日常を1980年代生まれの女性の視点から半自伝的に描いた『しばらくこのままで』。一見平凡で何気ない言葉のやり取りからは、都会の疎外感とそれとの向き合い方、都会に住む女性特有の口調が伝わってくる。学校、夢、恋愛、仕事、家庭など、それぞれの理由で台北にとどまりながらも、その時その時は「しばらくこのままで」と思っているだけなのかもしれない女性たち。この街の一時的な滞在者であり主役でもある彼女たちを描く。

第8章 Dating
村上春樹の短編『32歳のデイトリッパー』をアレンジ。お互いに恋人を持ち、普段は接点がなく、相手のことに興味はないが、一緒にいたい時には1日だけのパートナーになる。20歳近くも離れたそんな二人の女性の物語。

登場人物

  • OL

    OL

    恋人がいるが、普段は接点も興味もない女子大生と時々1日を共にする。

  • 女子大生

    女子大生

    男女を問わず、付き合う相手はコロコロ変わる。全く興味のないOLとの関係に満足している。

作者

陳沛珛

1986年生まれ。国立台湾師範大学美術学科を卒業。フリーのイラストレーター。

台湾で出版された児童書、雑誌、絵本にイラスト多数。日常生活から着想を得ることが多く、アイデアを文字で描写してから絵にする。シンプルで飾り気のないデザインと含みのある表現を好む。

韓国ナミコンクールに入選、仏アングレーム国際漫画祭新人賞と米3X3イラストコンペ優秀賞にそれぞれ二度入選。書籍『台北秘密音楽場所』『耳朵的棲息与散歩』の表紙ほか、書籍『也許你不是特別的孩子』『従前従前・我記得』、絵本『一直一直躺著睡』『鰻魚為王』などに挿絵多数。『暫時先這様』(しばらくこのままで)は自身初のグラフィックノベル。

©️陳沛珛|《暫時先這樣》|大辣出版