あらすじ
台湾の国宝級詩人、楊牧の自伝的名著『山風海雨』を漫画化。第一人称の視点から子供の眼差し、大人の思慮をもとに、影響を受けた出来事や時代背景などが語られ、芸術を追求してきた人間の成長と顛末が明かされる。 本作は詩人の陳允元が文学顧問を担当。また、2021年のレイモンド・ルブラン賞受賞をきっかけに、フランスの著名作家、ルー・ホイファンがシナリオ顧問を担当。国際的なコラボによって豊かさと深みのある作品となった。
作者
漫画 呉識鴻(ウー・スーホン)
原作 楊牧(ヤンムー)
漫画 呉識鴻(ウー・スーホン) 映像制作者。東西の伝統的なモチーフの作画や映像制作を得意とする。多くのドキュメンタリー、アニメ、CM制作に携わり、台湾内外の映画祭で高い評価を受ける。2子の母親で、『OKEN:詩的端倪』(オーケン 台湾詩人の思い出)は3人目の子供。
原作 楊牧(ヤンムー) 文学者。1940年台湾の花蓮生まれ。幼少期に日本統治時代末期、太平洋戦争、中華民国への返還初期を経験する。戦後第1世代の詩人、散文家、評論家、翻訳家、学者として活躍。
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