『諸神の心(もろはのこころ)』は人気も高く参加者の多いオンライン戦闘ゲームで、試合のたびに多額の賞金が提供され、たくさんのゲーマーが熱狂し、プロのゲーマーの目標となっている。
自閉症の少年・楽楽(ララ)は他人と関わることが難しく、いじめや偏見にさらされているが、『諸神の心』に出会ってから、ゲームの世界では特別な目で見られることがないのに気が付いた。一緒にプレイしながら、他のゲーマーを理解しようと試みる..
自閉症スペクトラム障害(ASD)の少年。幼い頃から現実世界のロジックを理解するのが難しく、率直すぎる物言いをするので人付き合いが難しかった。しかし、ゲームで遊ぶようになってから、この世界では物事に意味とルールがあることに気づき、ゲームの世界に浸るようになった。
台湾とロシアにルーツを持つ。eスポーツプロチームの選手だった。気が強くチームメイトや対戦相手を口汚く罵るため、プロリーグに昇格した後、チームから追い出されてしまった。負けず嫌いで、復讐するために新たなチームを組むことを決めた。しかし、ゲームで遊ぶことの楽しさを忘れてしまう。
品行方正な優等生。成績優秀で運動神経も抜群。生徒会の会長も務め、家族からも期待が高いが、実はゲーム競技が大好きで、見つからないようこっそりと遊んでいる。禁止されていることを自由に楽しんでいる楽楽に嫉妬している。
アニメオタク。二次元美少女が大好き。課金ゲームは生活の一部となった。別名、俺嫁男子(=女性なら誰でも俺の嫁っていう男子)。ある日偶然にも『諸神の心』のゲームのキャラクター『泡泡(パオパオ)』のプロモーションビデオを見たことで、アダルトサイトにハマってしまった。未経験だったゲームだがすぐにのめり込み、泡泡を大リーグの聖殿に連れていき、チャンピオン獲得を宣言した。ゲームのオフィシャル側に泡泡のために専属スキンを製作するよう要求する。