第15回ゴールデン・コミック・アワード「年度漫画賞」ノミネート作品
自らの過ちにより家族を失ったハン・ジェは、その罪を贖うため、哪吒太子(太子爺)の罰を受け入れる道を選んだ。厳しい戒律と肉体的な苦痛を代償に、彼は神の代理人——「乩身(きしん)」として魔を祓う任務に就く。
一方、末期の白血病に侵された少女イェ・ジーリンは、自らの病をきっかけに壊れゆく家族、そして怪しい行動を繰り返す父の姿に心を痛めていた。家族の絆を取り戻したい一心で、彼女は東風市場に住むという太子爺の乩身ハン・ジェを訪ねる。 しかし、二人の出会いが全人類の存亡を揺るがす未曾有の事態へと繋がっていくことを、彼らはまだ知らない。
あの夜、東風市場を焼き尽くした大火の中で、行き場を失った無垢な魂たちが彷徨い始める……。
34歳。若き日の薬物乱用が原因で火災を招き、家族全員を死なせてしまった過去を持つ。幾度も自死を図るが死にきれず、その執念を哪吒太子に見込まれ「乩身」となった。家族を輪廻転生させるため、自らの肉体を神の器として捧げ、罪人の身で魔を討つ。
20歳。白血病を患っており、普段はショートヘアのウィッグを被っている。明るく前向きな性格。両親の不仲の背後に不穏な術の気配を感じ、母がカルト教団に惑わされているのではないかと疑い、ハン・ジェの元へ助けを求めにやってくる。